Sportsmedicineに掲載されました!!
創業1820年の接骨院でフィットネス施設を開設
ー柔道整復師が自ら切り開いた新たな道
弊誌182号のカラーページ(P.26~27)で紹介した尾道の田島接骨院と幡中幹生先生。同号では接骨院の横に開設された運動療法施設「ホグレルフィットネス」の概要を紹介したが、今回は、柔道整復師として接骨院と運動療法施設を運営するその経緯、理念などについて聞いた。なお、幡中先生とともにホグレルフィットネスの所長、津﨑祐貴氏にも同席していただいた。
1820年創業の接骨院
ーたとえば腰痛でまず田島接骨院の患者さんとして受診し、その流れでホグレルフィットネスに来る方もいれば、治療のみの人もいる?
幡中:そうですね。急性期は安静が大事なので、安静にしながら物理療法や手技療法を行います。その後しばらく治療して日常生活動作に問題がなくなってくると、そろそろ職場復帰、スポーツ選手であれば競技復帰のためのアスレチックリハビリテーションを行うということになります。その場合、痛みを再発させないために、このホグレルフィットネスでの運動療法を紹介し、了解いただければここで運動療法を実施します。運動療法の効果を実感した方は、そのまま入会されて続けられる方もいらっしゃいます。
ーここができたのはいつ?
幡中:6年前の2011年7月2日です。
ー先生は田島(たしま)接骨院の9代目当主で、1820年創業、古いですね。
幡中:古いですね。田島接骨院の「田島」については、瀬戸内海に田島という島があります(田島接骨院、ホグレルフィットネスの眼の前は道路の向こうが海)。
ー「田島」は人の名前ではなく島の名前。
幡中:そうです。そこの島で先代の曽祖父の曽祖父にあたる武田菊松が接骨院を興しました。古文書を見ると「武田菊松接骨術」と書いてありました。それが現在に至るまで代々伝わっています。
~ 後略 ~